ベトナムの教育
発展の歴史、挑戦、方策
Menu

中等教育 06/10/2017


ベトナムの中等教育は前期中等教育と後期中等教育の2つの段階に分かれています。前期中等教育は4年制(6年生から9年生)で構成されています。後期中等教育は3年制(10年生~12年生)で構成されています。前期中等教育は一般的なため、小学校を卒業した生徒は全員6年生に入ることができます。後期中等学校に関しては、前期中等学校の生徒は皆、後期中等学校へ行くための選抜試験で良い成績を収めなければなりません。選抜方法は3種類あり、試験を受けるか、9年生での学業成績に基づき評価かされるか、その2つを合わせて評価されます。特定の省や中央直轄都市では、どの選抜方法が取られるかは人民省・都市委員会によります。

2004年度、ベトナムには1万75の中等学校(うち1034校は前期中等学校と小学校の一貫校)があり、667万714人の生徒がいました。また、後期中等学校は2,224校(うち396校が前・後期一貫の中等学校)あり、280万2101人の生徒がいました。少数民族の多い省(山間部の省や面積の多くを山が占める省など)では全寮制の前期・後期中等学校もあります。少数民族の子供達のための全寮制の学校は325校あり、そのうち11校は4,400人の生徒を抱える中央レベルの学校で、48校は省レベルの(後期中等)学校で、2万人ほどの生徒がいます。また266校は自治区レベルの(前期中等)学校で、6万人ほどの生徒がいます。

後期中等教育の能力別カリキュラムの実施は、教育改革の重要ポイントの一つです。2006年度から、後期中等教育カリキュラムは、(i)基礎、(ii)自然科学(および数学)、(iii)社会科学および外国語の3つに分けられます。3つのコースすべてに以下の科目が含まれます。文学、歴史、地理、数学、物理、化学、生物学、外国語、整自学および市民論、そして体育です。この3つのコースでは、カリキュラム内の全科目についての基礎知識と技能が求められます(最低限の必要条件です)。自然科学のコースでは数学、物理、化学および生物学で上級者レベルであることが求められます。また、社会科学および外国語のコースでは、文学、歴史、地理、外国語で上級者レベルでなくてはなりません。

学校に関しては、校長もしくは学校評議会が生徒の成績を提出して教育訓練省長官の許可を受けると、何人の生徒がどのコースを申請するかを決定します。基礎コースを運営する学校は、生徒の科目選択の幅を広げるために、もう2つの自然科学(および数学)と社会科学および外国語コースの上級クラスの授業を編成することもあります。

2010年までの中等教育の目的は、前期中等教育を一般化することです。また、11歳から15歳の子どもの99パーセントを、15歳から18歳の子どもの50パーセントを集め、それぞれ前期中等学校、校区中等学校に通わせることです。そして、留年や退学の割合を下げ、全ての生徒に6年生から12年生まで継続して外国語を学ぶ機会を与えることもまた目標としています。

カテゴリー: ベトナム教育制度