ベトナムの教育
発展の歴史、挑戦、方策
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中等教育での職業訓練の廃止 06/05/2017


改革の始めには様々な困難が立ちはだかっていましたが、上記のような方策の中には、実行困難で効果があったとは言えないもの、もしくは歪みが生じ、修正しなくてはならないもありました。1996年の終わり頃、ベトナムの指導者達は、工業化、近代化のための教育の発展の戦略的方針であり、そして20世紀最後の数年の教育部門の職務であった、教育改革の10年の反省を指揮しました。初期の改革の方策のいくつかは以下のように調整されました。普通学校、前期中等レベルの専門学校での選択授業の廃止、高等教育で2つの段階に分けていた課程は、融通の利かない多岐にわたる規則と2つの段階間の編入試験を廃止すること、学校カリキュラム、特に後期中等教育プログラムに編成されるカリキュラムと教科書改訂の一層充分な準備、そして中等教育での職業訓練の廃止、などです。

この10年で、1996年の2千万人から2005年の2千300万人という生徒数が増加し、それに伴って教育制度の規模は大きくなり続けています。適正な年齢の初等教育の一般化と前期中等教育の一般化活動は非常に良好な成果を収めています。2004年度には、初等教育対象年齢の児童の通学率は98.0パーセントとなり、小学校(卒業)から前期中等学校(6年生)への移行率は98.5パーセントとなりました。前期中等学校の通学率は84.0パーセント、前期中等学校(卒業)から後期中等学校(10年生)への移行率は77.1パーセントとなりました。学校のネットワークは広がり続けており、基本的には小・中学校での子供達の学習ニーズに応えることができました。2002年度に新しい学校カリキュラムと教科書が導入され、教育の質の改善のための必要条件が整えば、2008年度までに一般化されるはずです。そしてこの5年で5千300万人の人々が職業訓練施設での訓練を終えました。これは長期課程履修者の3分の2にあたります。専門中等教育を受けている人々の増加率は平均して、1年あたり14.7パーセントでした。高等教育では、1998年から2004年の間の平均増加率が1年あたり6.4パーセントとなり、学生数が76万人から1千300万人に増えました。非公式の教育はベトナム中の教育中央ネットワークにより、強化されました。地域の学習センターが全国の半数以上のコミューンに設立されています。このような制度の大きな成長と共に、教育の機会の公平性の面でも大きな進歩を遂げました。民族間で教育を受ける機会に差がありましたが、その差も少なくなりました。前・後期中等学校に通う少数民族の生徒数の増加率は、それぞれ1年あたり7.3パーセント、26.1パーセントです。

しかし、このような業績を残すと共に、ベトナムの教育制度には、特に職業訓練教育と高等教育の分野の教育の質や効率の低さなどの弱点や食い違いがいまだにあります。社会は消極的な例や成長が遅いことなどに関心を持ちます。その結果、教育は国の立法議会会議と同様に、メディアや会議、研修会や講習会などで取り上げられ、物議をかもす話題となっています。今日の科学や工学、社会経済分野でのめざましい発展、そして国際化や学問を基礎に置いた経済発展の必要性を考え合わせると、ベトナムの指導者もベトナムの人々も現状に満足はしておらず、教育部門の更なる改革を望んでいます。

カテゴリー: 教育の歴史